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すし石垣今年は日本とアジア、両ツアーで大暴れ

たくましくなって戻ってきた。

すし石垣こと、石垣聡。

昨年のファイナルクォリファイングトーナメント(QT)でランク24位に入って、2002年以来となる日本ツアーへの出場権を獲得したが、だからといって、この5年間慣れ親しんできたアジアンツアーを撤退するつもりはさらさらない。
昨年の賞金ランク42位につけて守ったシード権をフル活用して、今年は両ツアーを股にかけて戦うつもりだ。

「…だって僕にとって“アジア”は、日本の選手がよく言うような、“修行の場”ではけっしてないから。そこに試合があって、自分がそこの出場権を持っているのならどこであっても挑戦していく姿勢こそ、僕が求めるプロ意識。場所や国を問わず稼ぎ場を求め、今年もガンガン旅に出ますよ!」。

かねてからコーチの後藤修氏に師事しているが、最近、ようやく試合の緊張感の中でも師匠の教えを実践できるようになってきた。

「ひとつ出来ることが増えると、技術面のみならず、メンタル面もレベルアップしていく。それが実感できると、ツアーで戦うことがますます面白くなっていく。…これを続けていけたら、いつかトッププレーヤーの仲間入りができるのでは、という確信が沸いてきて、自信も増していくんです」と、生き生きと語るすし。

今週は、欧州ツアーとのジョイント開催『カルテックスマスターズ』に挑戦。
3月に開幕する日本ツアーにさきがけて、開催地のシンガポールでひと暴れするつもりだ。

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