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今週、全英オープン
11日に、いちはやくコースを回ったのは、市原弘大。2012年にタイで行われたアジア予選を突破して以来のリンクスコースはしかし、本当はまだもう1日、早くラウンドする予定で、あえて先週の日本プロもスキップ。
せっかく先週の金曜日に日本を出てきたのに目論みが狂った原因は、もはや当地名物(?)といってもいい、ロストバゲッジだ。
日本から発送したキャディバッグが待てど来ず、しかも予備のクラブを1本も持ち合わせていなかったため、早々に会場入りして練習ラウンドをするつもりだった日曜日は街をブラブラするしかなかったが、日本ツアーで出場権を持たない時代に活路を模索したアジアンツアーでは、「よくあること」と、のんびり構えてクラブの到着を待った。
やっと踏み入れた開催コースは、11勝の経験がある日本でもお馴染みのトッド・ハミルトンが、2004年大会でエルスと4ホールのプレーオフを制して以来、12年ぶり9回目の舞台。
ゴルフの原点でもあるゴーイングアウト・カミングインのレイアウトは、海岸に添って続くアウトコースと、折り返しのインコースはアゲンストの風をもろに受けながら、再び延々とクラブハウスに帰ってくる。
「今日の風は本当に難しかった」と“一番乗り”は下調べに余念がなかった。
<日本勢の初日の組み合わせと、ワンウェイスタート時間>
9時36分 松山英樹、R.マキロイ、B.ワトソン
10時9分 谷原秀人、B.ホーシェル、M.フィッツパトリック
10時20分 今平周吾、M.マナッセロ、R.ヘンリー
10時31分 市原弘大、R.ロック、W.マクガート
13時37分 小平智、J.ハーン、A.サリバン
14時26分 宮里優作、C.ウッド、M.オメーラ
14時59分 池田勇太、W.シンプソン、T.ピータース
15時21分 塚田陽亮、M.ドーソン、M.サウスゲート