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チャレンジトーナメント開幕戦に、中嶋常幸が登場

息子のバック9を見守る背中に、父の思いがあふれ出ていた。ホールアウトを見届けてからポツリとひとこと。「雅生はまだひよこだねえ」と言って、苦笑いだ。「・・・でも、ひよこはかわいいね。本人の努力次第で、どういうふうに育つかという楽しみもあるし(笑)」
今大会のテレビ中継局、スカイA(CS放送)のゲストプレーヤーとして訪れた。

長男・雅生のプレーぶりのほかにも、初めて訪れるチャレンジトーナメントの会場をくまなく視察してまわり、「若手にすごいのがいるって分かった。ここの上位選手なら、間違いなくツアーに来てもやれる」とまず、フィールドの厚さに太鼓判。 さらに、開催コースのワイルドダックカントリークラブについても、「池があって風があって、ラフが長ければ全英オープンみたい」と高い評価を下した。「選手を育てるのにたいへん良いコースだと感じたよ。俺も回ってみたくなったくらい。緊張感もあるし、チャレンジの会場は、とてもいい雰囲気だね」
最後に、初日104位と出遅れた雅生について再び触れて、「コースを回る上での技術というものを、教えてやりたい」と少し厳しい父の顔になった。

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