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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2017

宮里兄妹そろい踏み?!

出場にむけて、ぎりぎりまで粘ったというが、昨年覇者は、残念ながら直前に欠場を申し出た。

谷原秀人が首痛で、出場を見合わせたためになおさら今週は、開催前からこの2人に期待が集中している。
地元沖縄が生んだ珠玉の兄妹。
本戦を翌日に控えたこの日、10日水曜日の記者会見に臨んだ聖志と優作に、大会主催の公益社団法人日本プロゴルフ協会の倉本昌弘・会長が、たたみかけた。

「藍ちゃん、頼むよ!!」。
2人にとってはいくつになっても、一番下の可愛い妹。
世界の藍さん。
次週の女子ツアーに出場予定ということもあり、今週は地元で練習しているそうで、「予選は見に来るかもしれない」と、兄たちも期待している地元沖縄での宮里兄妹そろい踏み。

3人で、大会を盛り上げたい気持ちでいっぱいである。
そこに、地元の若手も巻き込みたい気持ちでいっぱいの、選手会長である。

シード選手なら、正岡竜二。そのほか出場選手には、比嘉拓也に伊波宏隆に、國吉博一も…!!

「僕ら兄妹だけでなく、彼らの名前もアピールしていただけたら。僕ら地元出身の選手たちがみなさんの前で良いゴルフをしてしっかりと盛り上げていければ」と、優作。

そして、県勢の活躍のカギを握るのは、やっぱり風か。「僕らがここで育ったゴルフを発揮するためにも当日は、風が吹いて欲しい」は長兄の聖志だ。

ここ沖縄でトーナメントが開かれるのは、2012年の日本オープン以来。今大会でいうなら、やはりここ喜瀬で行われた2007年大会以来、実に10年ぶりである。

「僕らもジュニアの頃、プロの試合を見て育った。こうしてまた、沖縄でトーナメントを開いて下さって、本当にありがとうございます」と、選手会長の顔で謝辞を繰り返した優作だ。

まして、2010年大会から特別協賛をつとめて、毎年期間中にも、さまざまなイベントで盛り上げてくださった日清食品ホールディングスさんとの契約は、今年までと聞いている。

その点でも、感謝しきりの優作は「県民のみなさんの前で、良いゴルフがしたい」と、改めて力をこめた。
「今週は地元も地元。今週こそ、良い風が吹いてくれることを、信じてやりたいです」。
2週前の住んで4年の名古屋を制した中日クラウンズに続く、2試合連続の地元Vにも、期待がかかる優作だ。

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