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中日クラウンズ 2017

今平周吾が首位タイに

自身3度目の和合でボギーなしの64を出しても、24歳は相変わらず淡々としていた。
「和合って、何があるか分からない。明日はうまくいかないこともある。慎重に行きたい」。

攻守ともに完璧の初日だった。
「今日は、守りながらもチャンスについた時に決められた」。昨年まで2年連続の出場で、24歳なりにつかんだ和合のセオリーでもある。

この日は6つのバーディと、15番では唯一のトラブルも、しっかりしのいだ。「ティショットも2打目も3打目もダメだった」と残した6メートルのピンチもぬかりなく、ねじ込んだ。

まだ未勝利ながら、昨年の賞金ランキングは10位。一昨年の初シード入りから安定した成績も、「逆に守りすぎて、そこがいけないのかな」。

コース内ではもちろん、プライベートでも熱くなったり興奮したりすることがないといい「性格なのかなんなのか。分からないですけど。ゴルフはもう少し、攻めないといけないのかな」。

そこは、先輩プロたちもみな気にかけているところで極端に温和しすぎるきらいはあるが、胸に秘める思いは熱い。
「今年は絶対に勝ちたい」と言い切った。

1打差の3位に控えるベテラン、谷口も認めた「チームのエース」。今年は1月の海外2戦ではまだ、従来のクラブを使っており谷口、藤田らの“チームヤマハ”に加わって、まだ間もないのに新クラブもすぐに手に馴染ませ「アイアンの距離は一緒だが、高さが出て止まってくれる」と、さっそく使いこなしてV争い。

「谷口さんも藤田さんも、何勝もして、凄い選手。まずは優勝して、徐々に近づいていけたらいいな」。その先輩2人もまだ制していない和合でまずは好スタートを切った。

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