今大会は、主催のミズノのクラブを使わせていただくようになった2014年から毎年、主催者推薦を頂戴してきたが、4年目の今年はいよいよ、自力でつかんだ出場権だ。

昨年のチャレンジトーナメント開幕戦「Novil Cup」を制して、同賞金ランク4位でツアーに出られるようになった。本格参戦1年目の今季は序盤から、ずっとテレビカメラが張り付いている。

この若さで、すでに3歳と0歳の2人の子持ち。2週前には、買い物をしたり、子どもと遊んだりするオフショットも、ばっちり撮られた。石川遼とのオフ合宿の風景も、収録済みだ。

今大会中継局の読売テレビが、地元・大阪出身の小鯛に密着した特集番組「あすリートPlus 家族のチカラ

〜彼と彼女が頑張る理由〜」は、ちょうど大会の最終日の28日日曜日の朝6時30分から放映される予定で、成績とうまくリンク出来れば、主催者にも最高の恩返しになる。

「今週は自己満足ではなく、ミズノさんのために、特に結果にこだわりたい」と、力をこめた。

先週まで、元体育教師の父・剛文さんが、バッグを担いでくれたが、「身内がキャディだとやりやすさの反面ときどきイラっときたり、家族なら誰でもあるじゃないですか」。

そういう「甘え」を断ち切る意味でも今週は、初めてプロキャディに担いでもらうことにした。
石川のエースキャディとして活躍した加藤大幸さんはコースも熟知しており、この大事な大会ではなおさら申し分のない相棒である。
名字も顔もどことなく似ていると、よく間違われるのがいまブレイク中の小平智だ。
同い年ながら、相手はすでにツアー通算4勝。今週月曜日の全米オープン予選では、ぶっちぎりのトップ通過を果たした同級生にも負けられない。
「僕も、100％の力を発揮出来るように集中してやって、それでどこまでやれるか。試してみたい」。
今週は家族も総出で応援に駆けつけ、発奮材料には事欠かない1週間となりそうだ。

• 小鯛 竜也
• 石川 遼
• 加藤 大幸