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日本プロゴルフ選手権 2004

ツアーでは、95年三菱ギャラントーナメント以来の最終日36ホールに…

1日2ラウンドの最終日のタイムスケジュールは、主催の日本プロゴルフ協会から、選 手会会長の手嶋多 一を通して選手たちに伝えられた。
最初の第3ラウンドが5時45分と聞かされた手嶋は、はじめ「えっ…」と思わず絶句し たが、72ホールを 消化しきるためにはそれ以上の策はない、との説明を受けて「喜んで、やらしてもら います」と返答し た。
また、第3ラウンドを終えて、最終ラウンドまでのインターバルも約25分間とあわた だしい時間となる が「それも仕方ない。決められたことに対して、最善を尽くすのが僕ら選手の役目。 精一杯、やります よ」と、前向きに答えたそうだ。
その手嶋の第3ラウンドのスタート時間はインの2組目、5時51分。「早起きは慣れて ます。1時間前には コースに行ってますよ」と意欲満々だ。
6位タイの横尾も、「それだけ下の選手にもチャンスが出るってこと」と、1日36ホー ルも大歓迎だ。昨 年まで戦ってきた米ツアーでは、毎日のようにサスペンデッドが続く大会もいくつか あり、1日2ラウン ドなど日常茶飯事だった。続く最終ラウンドスタートまでの、約25分という短いインターバルについても、むし ろ「そんなに時間もらえるの?」と、びっくり眼。米ツアーではほとんど食事らしい食 事も取れず、スル ーで2ラウンドという試合も、ざらにあったという。「とにかく僕は慣れているから ぜんぜん平気。明 日は最初の1ラウンド目が大事だね。最初にビッグスコアを出したら、チャンスが出 てくる」と、早く もゲームプランを練る余裕さえ見せた。
8位タイの星野英正も「36ホールなんてどうってことない。むしろ追い上げるチャン スでしょう」と燃 えている。東北福祉大時代は、セルフプレーでバッグを担ぎ、5日間連続で1日2ラウ ンドをこなした経 験もある。「36ホールなんて学生時代にいっぱいやってきたし、長ければ長いほど、 若者に有利。…も ちろん、僕も若者だからなんてことないよ!」。5打差からの大逆転を狙っている。

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