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星野が1差の4位タイに終わる。関藤は7位タイ / マレーシアオープン
54ホールの短期決戦で、星野陸也と関藤直熙(せきとうなおき)が、猛追。
7打差の16位タイから追った関藤は、17番までボギーなしの7バーディを記録して、首位と1差まで迫った。
だが、最後の18番で痛恨のダブルボギー。通算11アンダーの、7位タイに後退した。
プロ転向の18年から参戦したアジアの二部ツアーで昨年2勝を飾り、日本勢として初の”賞金王”に輝いて、今年からレギュラーに昇格した関藤。
「最後は緊張していたわけではない。とにかく一つでも多くバーディを獲ってうしろの組を待たないと、と思っていた。スコアには満足ですが、最後ダボでの『67』はやっぱり悔しい…」。
また、首位と4打差の5位タイから出た星野は、12番で15メートルを沈めるイーグルを記録。一度は首位を捕らえた。16番を終えた時点で通算13アンダーで並んだが、直後の17番でボギーを打った。
1打ビハインドで迎えた18番では、3メートルのバーディチャンスにつけたが「フックスライス」の複雑なラインを読み切れなかった。
「スライスで行って、そのまま抜けてしまった。もっと言えば、17番のボギーが痛かった。優勝争いで、ボギーを打っていたらダメ」。
1差でプレーオフ進出を逃して悔しがった。
そのほかの日本勢は、岩田寛と阿久津未来也が通算8アンダーの16位タイ。
武藤俊憲と堀川未来夢が通算5アンダーの38位タイにつけた。
お父さんが日本人というタイ選手のコウスケ・ハマモトが、星野と共に1打差の4位タイと健闘した。
優勝は通算13アンダーで3人が並び、米国出身のトレバー・シムスビーが、米のジャリン・トッドと、豪のアンドリュー・ドットとのプレーオフを制した。
<主なJGTO選手の結果>
4位 -12 星野陸也
7位 -11 関藤直熙
16位 -8 岩田寛、阿久津未来也
38位 -5 武藤俊憲、堀川未来夢
53位 -3 大槻智春
58位 -2 小鯛竜也、木下稜介
70位 +1 竹安俊也
71位 +2 市原弘大
<Bandar Malaysia Open(バンダル・マレーシアオープン)>
欧亜ツアー共催の「メイバンク・マレーシアオープン」として開催されていた大会が新たにスポンサーを獲得し、アジアンツアー競技として5年ぶりに復活。JGTOと提携を結び、20数人のJGTO選手が出場。日本ツアーへの賞金加算はないが、世界ランキングへのポイントは付与される。賞金総額100万ドル、優勝賞金18万ドル。