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今平と木下がゴルフで福島県を元気に!(6月23日)

ヘタウマ?
JGTOスタッフの心配は的中したかに思われた。大会週を翌日に控えた6月23日の日曜日。予定を少し早めて福島に入った今平周吾の口べたは、すでに周知のとおりとして「僕も積極的に話しに行けるタイプではない」とはプロ13年目の33歳、木下裕太。

冒頭5分の自己紹介の順番も、デモショットを打つ順も、ベテランの人気お笑いトリオみたいに「どーぞ」「どーぞ」と譲り合い、ぎくしゃくと幕を開けた。

今平と木下が福島市立蓬莱東小学校の体育館で講師役をつとめた「ゴルフで福島県を元気に!スナッグゴルフ体験会in福島市」。
震災復興支援として、主に東北や熊本で回を重ねてきた選手たちによる貢献活動は今年、スイスの高級腕時計リシャールミルのご支援を受けて、より子どもたちに寄り添う活動をと新たにスタートしたというのに、その初回が人見知りの2人のキャスティングとは…。
果たして福島の子たちと馴染めるのか?!
最初こそ「緊張する…」と、モジモジしていた2人。

案じるなかれ!
司会進行をつとめてくれたフリーアナウンサーの宮本武蔵さんは乗せ上手だ。
今平と木下で2チームに分かれてパター合戦や余興の風船パタパタゲーム、今平と木下の写真をくっつけたフリスビーをひっくり返して争う大オセロ大会にジェスチャーゲーム等々…元気いっぱいの子どもたちと一緒にワイワイと点数で競いあううちに緊張はすっかりほぐれて最後はノリノリ!

その中で、"傑作"も誕生した。
木下が、自身の小学時代を振り返った際に「絵が下手すぎて友達にからかわれ、トラウマになった」と打ち明けたことから「じゃあ、書いて見せて」ということになり、2人で描いてみた2作品が一番上に掲載の写真。

それぞれ何の絵を描いたか子どもたちに当ててもらうと木下のは案の定、「ドラえもん」とか「人面犬」とか、散々言われた。
今平は、それほどひどくはなくても「ネコ!」と子どもたちの自信満々の回答には「犬なんですけど………」賞金王の切ないため息。
絵の採点は、いい勝負?

チーム対抗戦では序盤こそ、今平が大きくリードも昨年の「マイナビABCチャンピオンシップ」で苦節12年のツアー初Vを飾った遅咲きが、この日も終盤に猛チャージだ。最後はプロ同士のガチンコ勝負で木下が、みごと賞金王を下して子どもたちに逆転Vを献上だ。

「最後、負けてしまって残念でした…」と、今平は悔しそう。
「でも今日はみんなと一緒に楽しい時間を過ごせてよかったです」と、口下手でもしっかりと子どもたちに率直な気持ちを伝えた。

木下は、こんなに大勢の子たちにスナッグゴルフを教えるのも、人前で話をするのもこれが初めて。「最初はすごく緊張しましたけど、もう大丈夫! 次はもっと上手にやれそう」と、すっかり味をしめた。
「これからは、もっと積極的にこういう活動をやっていきたい。子どもたちにゴルフの楽しさをもっと伝えていきたいです!」。

今週末はいよいよ本業で見せる番。
ここ福島県の「グランディ那須白河ゴルフクラブ」で行われる「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、6月27日に開幕する。
今平は、この足で早めの会場入りした。
木下は、いったん千葉の自宅に帰って、火曜日にまた出直すことにした。
「今年はまだ良い流れが来ていない。今日の日をきっかけに、今週はよいプレーを見せたいです」。
子どもたちとの楽しかった思い出をさっそくパワーに変えたい。

※スイスの高級腕時計「リシャールミル」のご支援を受けて行われたこの日の体験会はほかにも下記協賛社のみなさんからあたたかなサポートをいただきました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。ありがとうございました!

・「福島の米コシヒカリ300グラム(脱気米)と笑味(えみ)ちゃん鉛筆」(JA福島中央会)
・「福島民報マスコットキャラクター・伝次郎の消しゴム、ストラップ、弊社ロゴ入りクリアファイル」(福島民報社)
・「ハウスバーモントカレー・甘口」(ハウス食品)
・「C1000・レモンウォーター」(ハウスウェルネスフーズ)
  • 今年は県内の3校に新たにスナッグゴルフセットを寄贈。楽しく遊んでね!
  • 大オセロ大会では圧勝した今平チームだったが…。最後は木下チームの大逆転! みんな、楽しかったね。

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