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浅地洋佑は「緊張」の最終組を経験

25歳の浅地洋佑も健闘した。初日にコースに出たのは16時16分。この日の最終組である。
でも朝は「8時に起きた」という。これから自分も出ていく大舞台を「テレビで見ていた」。夕方にはいよいよ自分もそこに立ち「全英だし、初メジャーだったし、心臓バクバクでした」。

緊張のティオフも朝のテレビ観戦が役立った。目まぐるしく変わる天候も、「どうやって攻めていこうか」。宿で練ってきたおかげでスタートから連続バーディを奪った。

好スタートを生かして、10番まで上位争いの2アンダーを保った。
「今日はほんとダボに尽きます」。
ティショットが左の深いブッシュに捕まった11番で、3パットのダブルボギーを打った。
「ダボでもイーブンに戻っただけ。いっか、と思いつつも内心むかついてた」。
そのあと13番のパー3でティーショットをピンそばに寄せて取り返しても15、18番のボギーで、初舞台は1オーバーの幕開け。
「満足もしているけど、ちょっと悔しい」。

この日は、風の強弱を判断しきれず、フェアウェイからでもグリーンを外す場面が多かったのも反省点。
「日本だとナイスショットでも、風によって2.3ヤードのずれで外れる。方向は合ってるけど縦の距離感が難しい。明日はバーディパットを多く打つこと」。
首位とは6打差の滑り出し。成績順に組まれる最終日の”最終組”を経験するにも、遠くない。
5月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」で、初優勝を飾って初めて手にした出場権。2日目もチャンスを増やして、まずは決勝進出に賭ける。

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