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賞金王の次戦は

4月のマスターズの出場も決まり、初めてのオーガスタまで2か月あまり。
今平周吾の次戦の予定は2月21日からのWGC「メキシコ選手権」。
それまで主に国内で調整したあと1月28日から、グアムに飛んで約3週間のキャンプを張る予定という。

賞金王のせっかくの日本ツアー初戦は、残念な結果になってしまった。
1月17日から開幕した日亜ツアーの共同主管「SMBCシンガポールオープン」は、2日目にずれ込んだ第1ラウンドが、再び中断した際にわずか1ホールを残したまま棄権。

前週は米「ソニー・オープン・イン・ハワイ」で自身の初戦を済ませて翌月曜日に現地を発ち、16日の早朝3時にシンガポールに着いた。その日のプロアマ戦には間に合って、おもてなしに励むことはできたが、酷暑のラウンドは寝不足の体には堪えたようだ。

開催前から、過密スケジュールは承知の上だった。
あらかじめ大会前日のプロアマ戦をキャンセルしても主催者の理解は得られただろうが、今季は選手会副会長に初就任。
「そういうのはしっかり出たほうがいい」と、責任感から変更は頭になかったというが、2日目の朝は「体がフワフワしていた」といい、「雨も降ってきたのできつかった」と肩を落として「開幕戦で棄権は残念。体調管理も仕事のひとつ。いい教訓にしていきたい」。
さっそく反省の初春。

その前週のハワイではしっかり4日間を戦ったが「決勝ラウンドはピン位置が振ってあり対応できなかった。向こうでやるには球の高さが必要」と、課題をもってシンガポールに行ったが無念の早期帰国となってしまった。
昨シーズンから強化につとめてきたが、今度は世界の舞台で一段、上がるためにも「体力的に足りないところをしっかりとトレーニングしていきたい」。
最初の躓きは、必ず生かす。

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