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『第7回スナッグゴルフ広島市小学生大会』に48人が参加(7月31日)

広島県で2009年からスタートした、広島県ジュニアゴルフ振興会とコカ・コーラウエスト株式会社、そして日本ゴルフツアー機構との連携による、スナッグゴルフ支援自販機からの寄金を活用した小学校への用具寄贈・導入の活動は、広島県出身の倉本昌弘を中心としたボランティアメンバーにより、市内の小学校への導入が継続拡大している。

これまでの寄贈・導入小学校数は86校で、関連団体などからの寄贈も含めると100校に達しており、広島市内全142校への導入もゴールが見えかけてきている。

この日行われた『第7回スナッグゴルフ広島市小学生大会』には、クラブ活動などで熱心に練習が行われている小学校から、48名が参加して猛暑に負けない熱い真剣勝負が繰り広げられた。

会場となった廿日市市にある「ちゅーピーパーク」は、中国新聞社のグループ施設で、国内でも数少ないスナッグゴルフ専用コースとなっており、高台からは遠方に瀬戸内海を望める景観の良いコースで、グリーンは人工芝で仕上げられており、どんな天候でもプレーできるように整備されている。

そんな整えられた舞台で行われた競技は、団体戦の部と個人戦の部で行われ、団体の部では広島市立五日市観音小学校「五観ペンギンズ」が後続に大差をつけて優勝、個人の部では中島小学校の坂本遥さんがメダルを獲得した。
五日市観音小学校は日本ゴルフツアー機構からの寄贈による導入小学校で、導入後の
2009年2月に広島県尾道市出身の谷原秀人がゴルフ伝道師として訪問しており、以来、クラブ活動でのスナッグゴルフの練習が継続しているそうだ。

優勝した五日市観音小学校の選手に感想を聞いてみると、「みんなが協力して優勝できました。学校では夏休みまでに校庭と体育館で7回の練習を行ってきました。試合では自分がダメでも仲間が良かったので勝てました。」と勝因を語り、続いてスナッグゴルフの楽しさについて質問すると、「ゴルフと違って難しくないところが楽しい。」と話していました。

これらの活動を下支えするのは、広島県ジュニアゴルフ振興会のボランティアメンバーたちだ。
寄贈小学校での導入講習から、大会前の出前練習、そしてこの日の会場設営から競技運営と、子どもたちがゴルフに触れる機会を広げようと、炎天下のもとで15名の面々が黙々と汗を流して運営に携わった。
この会の中心メンバーである倉本昌弘は、「寄金の源となる自販機の設置にご協力頂いている企業や事業者の方々に感謝すると同時に、一緒に同じ方向を目指して尽力してくれているボランティアメンバーの皆さんにありがとうと言う気持ちでいっぱいです。一人でできることには限界があるかもしれませんが、素晴らしいメンバーとこの活動に参加できて大きな夢が広がります。」と話した。

広島県では先の第17回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会でも、隣接する東広島市の東西条小学校が優勝しており、県内のキッズゴルフ熱は益々高まってきているようだ。

第7回スナッグゴルフ広島市小学生大会成績上位(469ヤード・パー36)

●団体戦の部(1チーム4人の合計スコアにより順位を決定)
優勝 五日市観音小学校「五観ペンギンズ」171ストローク
2位 井原小学校「井原RAYS」183
3位 中島小学校「中島A」183
4位 井口台小学校「井口台A」185
5位 日浦小学校192
●個人戦の部
優勝 坂本遥中島小学校30ストローク
2位 岩崎璃音五日市観音小学校35
3位 中川來音五日市観音小学校36
4位 中村莉子井原小学校40
5位 西野寛太中島小学校41

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スナッグゴルフ支援自販機の設置が広島県からスタート!!
倉本昌弘が寄贈80校目で子どもたちに基礎指導
小学校にスナッグゴルフ用具が寄贈される仕組み

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