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〜全英への道〜ミズノオープン 2021
祝50回記念。ミズノの歴史を支えたレジェンドたちを顕彰
「ミズノオープン」は今年、50回の記念大会。
長きにわたり大会と、ミズノ社の発展に貢献してきたプロたちを、主催者が表彰。
水野明人・社長から、それぞれ感謝状と記念の時計が贈られた。
授賞式に列席したのは鈴木規夫、上野忠美、川岸良兼と桑原克典、佐藤信人、手嶋多一の男子6人に加えて、女子界の大ベテラン、岡本綾子氏。
1971年から始まった大会は、1990年の第20回まで男女同時開催で行われていた。
1993年からは「全英オープン」の予選会を兼ねるようになり、大会を通じてのべ87選手が”聖地”を踏んだ。
岡本氏は、第5回の1975年に優勝。現在は、同社のブランドアンバサダーとして、本大会も期間中にギャラリーへのレッスン会などで、盛り上げてこられた。
「私は74年から契約していただきました。思い出はたくさんありすぎるので、今度時間があるときにゆっくり…」と、受賞のスピーチ。
1980年の10回大会で優勝を飾った鈴木氏は引退後、大会の運営にも深くかかわり、コースセッティングも担当。1976年には予選会から参加した「全英オープン」で日本勢初のトップ10入りを果たした経験も駆使して貢献してきた。
「全英オープンに行く選手のためにはどういうセッティングがいいのか。苦労しましたが、今も自分が健康でいられることがありがたいです」と、話した。
川岸と手嶋は今年の50回記念大会にも出場。
52歳の今もシード選手として活躍する手嶋は、2015年の45回ではホストVも達成。
また、1994年から27大会連続出場の記録を更新中だ。
「今年が50回だから、大会の歴史の半分以上に出ていることになり、自分で驚いています。一番、長く出させていただいているということで、本当にありがたい。ミズノのクラブのおかげだと思います」。
現在は、シニアツアーと掛け持つ鉄人は、先週の「全米プロ」を制したフィル・ミケルソンとは2つ年下。東テネシー州立大時代には、同じ試合で戦った。
「全米プロでは、ケプカよりも飛んでいて、びっくりしました」と、偉業を刺激にしながら、「今週の優勝や、全英オープンの出場権は時松君とか、小鯛君とかミズノ契約の若い選手に任せて、僕は予選通過をして4日間やりきること」と、笑いを交えて語った。