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ツアープレーヤーたちのオフシーズンファイナルクォリファイングトーナメントランク1位 谷原秀人

ツアーの出場優先順位をかけて戦う、昨年のファイナルクォリフィイングトーナメント(ファイナルQT)で、ランク1位に輝いた谷原(=写真右)が、この22日、渡米した。
 フロリダ州で、オフキャンプを張るためだ。
 元日には、広島県尾道の実家が火事になる不幸に見舞われ、慌しい年明けを迎えた。
 「とても大変な思いをしたけど、気を取り直して」、米ツアー参戦のため先入りしていたルーキー、清田太一郎らと合流し、ラウンド中心に、汗を流す。

 実は、プロ転向を決めた、一昨年のQT直前にもフロリダ州に渡り、ゴルフの腕を磨いてきた。
 そのとき参戦したミニツアーでは、7戦5勝。
 デビュー元年の昨年には、幾度か優勝争いにも顔を出し、最後まで、シード権争いを繰り広げることができたのも、デビュー前に“本場”で絶対的な自信を身に付けた成果でもあった。

 身長177センチ、体重77キロ。「小さいときから、体だけは丈夫でしたから(苦笑)」。恵まれた体躯から繰り出す、豪快なスイングが武器だ。
 「つい食べ過ぎて、すぐに太ってしまう」体質が目下、悩みのタネだが、今オフは食事には特に気をつかい、じっと我慢で、今のところは理想体重を、キープしている。
 2月中旬ごろまで滞在する予定のフロリダ合宿では、「アプローチ、パターの精度アップと、ピンチのとき冷静に対処できる精神力を磨いてきたい」と谷原。
 2003年シーズンの目標は、「もちろん、去年逃した初シード入りと、できれば初優勝も!」
 異国の地で、さらに逞しさを増して、新しいシーズンを迎える。
  • 写真=昨年のマンシングウェアKSBオープン2日目に7バーディの大爆発で1打差2位にたちながら決勝ラウンドで崩れたが「こんな経験をたくさんして、いずれは…!!」と谷原。

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