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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2021
滑り込みのホールアウトに疲労困憊。暫定2位の上井邦裕
中断のサイレンは、18番のグリーン上で聞いたが、プレーを続行。右の林のほうから打った190ヤードの2打目を3Iで、奇跡的に1ピン距離に乗せていた。
「外しましたけど、ピンチからパーを拾えた。なんとかプレーを終れてよかった」。
首位と4差の2位タイに踏みとどまり、4日の第3ラウンドは、すっきりとスタートできる。
視界不良と難条件以上に、終盤の上井を悩ませたのは、濡れた体と、寒さと震え。
「風邪をひかないかと心配になったので。今日はお風呂につかってゆっくり休む」。
5年シードの日本タイトル戦で、悲願の初優勝に備える。