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日本オープンゴルフ選手権競技 2020

今平周吾が難コースで「余裕」の好発進

2年連続賞金王が、ゴルファー日本一を決める舞台で、ブレずに好発進だ。今平周吾がさらりと「66」。
「今日、ラフに入れたのは3,4回くらい」。
ボギーは後半の2番だけ。
5バーディ、1ボギーと難コースで相変わらずの安定感を見せた。
「難しいコンディションで、今日のスコアは上出来です」。
好発進に、ゆるぎない自信がのぞいた。

先月9月の全米オープンで、初の決勝ラウンドに進出。
初出場を果たした2016年の全英オープンから、8大会目のメジャーで、ようやく予選通過の壁を越えた。

「2日目までは、思い通りのゴルフができて、成長した部分。今までは絶対にボギーは打たないようにと思っていたが、今回はシビアになることなく、ボギーを打っても心の余裕がありました」。

試合ができない間も筋トレを極めて「体重は、変わっていないが体がブレなくなった」。
コロナ禍にあっても黙々と、心技体を整えてきた。

このあと、翌月曜日の19日にすぐ渡米。
今年は、米カリフォルニア州のシャーウッドCCで行われる「ZOZOチャンピオンシップ」に出て、いったん帰国。
国内で調整を重ねて、またすぐアメリカへ。
11月12−15日の「マスターズ」と、立て続けに大舞台に挑む。
その目前に、「今週は日本の試合でいちばん優勝したい試合です」。
淡々と言い切った。

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