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フジサンケイクラシック 2019

大逆転を期して賞金王が”コソ練” 今平周吾は「そろそろ勝ちたい」

昨季の賞金王が、日本勢最上位タイの6位タイで、最終日への希望をつないだ。
この日3日目の前半は「パットに苦しんだ」と、スタートの1番、5番でボギー。
「タッチが合わなくて、弱くて切れたり打ちすぎて、抜けちゃったり」。
普段どおりのショットのキレにも恵まれずに伸び悩んだが後半は12番で、165ヤードの残りを8Iで30センチにつけるなど、3つのバーディで応戦。
通算6アンダーとして、どうにかこらえた。

今大会には思い入れがある。埼玉栄高校2年時に、今大会の出場権がある「フジサンケイジュニア」を制して、08年に初出場を果たした。予選落ちを喫したが15年にプロで再び戻ると、翌年から8位、5位、昨年は2位。着実に順位をあげており、「そろそろ勝ちたい。明日はひとつでも多くバーディが取れれば」。
首位との7打差を確認すると、そのまま足早にコースを出た。

柏木一了キャディによると普段、まったく練習しないように見せて時々「”コソ練”する」という。
「イメージが悪い時なんかに。1人で静かにやるのが好きなので…」と、今平。
だからプレー後はたいていすぐに帰って改めて、会場近くの練習場へ。そこにはキャディもつれず、自分でバッグをかついで出かけていき黙々と、球を打つ。
「今日も行こうかなと思います」。
最終日の猛追を期して、賞金王は心静かに最終日の策を練る。

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