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ベンツとメジャーと2020。星野陸也が五輪イヤーに目指すもの

先週の2020初戦「SMBCシンガポール」を11位タイで終えた。大槻智春と同スコアの通算8アンダーで並んで、初の全英切符をつかんだ木下稜介に次ぐ日本勢の2番手につけた。

あえなく予選落ちを喫した昨年大会。正月からハワイに入り、当地で行われた前週の米「ソニーオープン」に出場、自身の初戦を終えたその足でホノルル空港からいったん成田を経由してシンガポールに入るという強行軍は、今年もまったく同じ。

だが、今年はその間の食事のとり方や就寝時間、長時間の移動で固まった体をほぐして常に血流をよくするなど昨年の反省を、時差ぼけ対策に注いだ。

昨年は、初日のスタートホールで「地面が揺れる感じがあった」と、ミスショットが続いていきなりダブルボギーを叩いた。
でも今年は朝の目覚めもスッキリ。ボギーなしの5アンダーを出して「今年はうまく対処できている」と、2位タイの好発進した。

初日の手応えがよかっただけに、その後の伸び悩みにはジレンマ。「風が変わるときとか、雨降る直前とか。めっちゃ良い流れが来ているのに、ちょっと何かあると流れが止まってしまう」。
大量スコアでV争いを繰り広げるクーチャ―やローズなど、メダリストらにどんどん離され、「余計に焦っていた」と、足をもつれさせた2日目以降を悔しがったが、まずまずの滑り出し。

昨年は、土壇場で今平周吾に譲った総合ランキングの「メルセデス・ベンツトータルポイントランキング」や、6月に出身の茨城県で行われるJGTO主催のメジャー戦「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」など、世界ランキングは松山、今平、石川に次ぐ、日本勢4番手の104位につける23歳が、五輪イヤーに獲りたいタイトルはたくさん!!

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