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日本プロゴルフ選手権 2004

この日は、早朝5時45分スタート!!今季初シードの谷口拓也は…

最終日の第3ラウンド、インスタートトップの谷口はティグラウンド後ろの時 計が、5時45分をさすと同時に、冨永浩とティオフした。
72ホールの消化を目指して、異例の5時45分に競技がスタートした最終日の第3ラウン ド。インスタートのトップ谷口拓也がこの日、目覚まし時計をセットしたのは午前2 時半。コースには4時に着けばよかったが、「…寝坊が怖くって」余裕を持って、起 床した。
会場着が一番乗りなら、練習場で球を打ち始めたのも谷口が一番。あたりはまだ薄暗 く、「練習場では、球の行方がよく見えなかった」と、寝ぼけマナコをこすりなが ら、スタートの10番ティに立ったのだった。
今年初シードで、今大会はこれが初出場だった。そんな初めての日本プロで、最終日 は「中学生のとき以来かも」という、超・早朝スタート。「初めての試合で、めった にできない貴重な経験をたくさんさせてもらいましたね」と笑う谷口は、この日ボ ギーなしの1バーディ、通算3アンダーでフィニッシュ。早朝…というより深夜2時半 起きのラウンドにも「ぜんぜん平気!」と、ホールアウト後もケロリと言ってのけた のは、24歳という年齢ゆえか。
対して、同じ組の43歳・冨永浩はホールアウト後、「…谷口クン、朝からバンバン飛 ばすんだもん。ほんと、若いっていいね〜!」と、羨ましげにつぶやいていた。

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