記事

日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019

賞金王を遮るものは何もない?!

雷、豪雨、霧、視界不良に思いもよらないアクシデント。
あらゆる障害も、淡々とこなして賞金王は、この日のうちに競技を終了した。
午後5時58分。濃霧によるサスペンデッドの合図は18番グリーン上で聞いた。
「(フォンを)鳴らすよ」と、競技委員に声をかけられたのは、右手前から長いバーディトライを打つ直前。
「はい」と、うなずいた。
静かにアドレスに入った。
カップは捕らえられなかったが、絶妙のタッチで寄せた。
「今日は長い距離のバーディチャンスが全部入った」と、悪天候も気にも病まずに、3番では10メートルを沈めた。
58選手がホールアウトできない中、今平周吾は67で回って首位と2打差の暫定3位で第2ラウンドを終えられた。

「終わってよかったです」。
2年ぶり2度目の全米オープン(ペブルビーチゴルフリンクス)にむけて、次週月曜日の17時に日本を発つ予定だ。
全米プロを挟んで、5月の中日クラウンズから6連戦。先週の月曜日には、全米オープンの予選会で、1日36ホールもこなしている。
海外遠征を2度も含む連戦を思えばこの日のうちに、終われたのは幸いだ。

今朝は、アクシデントにも見舞われた。
練習場で、1年半使ってきたエースのドライバーが異音をたてて、どうやらヘッドが破損しているらしい。
きゅうきょ新しいをバッグに加えて、「それが全然ダメだったら古いので打とうか、と」。
代わりに3Wを抜き、新旧ドライバーの"二刀流"で保険をかけたが、「今日ドライバーを使った12ホールは、全部新しく入れた方で打ちました。フィーリングがまだ合わないところはあるけど、許容範囲です」。

急ごしらえもいとわず今年も宍戸でV争い。
昨年は3位に入ったが「最近3日目に良いスコアが出せていない。明日は丁寧に行きたいと思います」。
連日夜の9時就寝でたっぷり休養を取って、初タイトルに備える。

関連記事