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日本オープンゴルフ選手権競技 2021

琵琶湖に五輪ブースがお目見え。ようこそ”星野ミュージアム”へ

夏の思い出
今年の日本一を決める会場で、日本代表が至福の記憶に思いを馳せた。
星野陸也は、「ほんとだ〜。飾ってくれてる!」と、嬉しそうに長身をかがめて、ガラス張りのショーケースに鼻を寄せた。

公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)主催の今大会ではすでに水曜日からオフィシャルショップを開店し、その一角には、ミニギャラリーも登場。
”東京五輪エリア”として、関連グッズが展示されており、星野も他国の代表と交換しあったサイン入りの代表キャップや、期間中の選手証などを提供。

銀メダルの稲見萌寧(いなみ・もね)さんのグッズと並んで展示されている。
開幕前日のこの日は練習前に、さっそくブースに視察にきた星野は「…しまった、ボールも持ってくるんだった!!」。

ゴルフ競技の初日に自国を代表して開幕の記念のティショットを打った際のボールは、自室に作った「オリンピックエリア」に大事に飾ってある。

「あんな機会はもう絶対来ない。あのときは本当に緊張して…。無事フェアウェイに行ったときは本当にホッとしました。これで僕の仕事はほぼ終わったと…」と、苦笑し「今思えばもしオリンピックが有観客だったらどうなっていたか…。きっと、緊張しすぎてフェアウェイには行ってないですね」などと、栄光の夏を懐かしんだ。

「せっかくなら、あのときのボールもお貸しして、飾っていただけば良かった」と、ちょっぴり後悔。
「いつか、ミュージアムとか作れるくらいに活躍できたら、そこに飾ります。みなさん、見にいらしてくださいね」と、ニッコリした。

この夏の余韻にしばしひたりつつ、今週は悲願のタイトル戦。
「メジャー大会でもありますし、小さい頃から見てきた試合。勝ちたい」と意気込む。

初日と2日は、昨年と18年大会覇者の稲森佑貴(いなもり・ゆうき)と、史上5人目のアマVを達成した中島啓太(なかじま・けいた)さんと同組で回る。

「この大会は、稲森さんしか勝ってないイメージ。また、中島君とはすでに試合で何回か回っていて、飛距離も出るし良いスイングをする。楽しみな選手。自分も飛距離が持ち味なのでアドバンテージを活かせるように」。

日本代表も、5年シードのタイトル獲りにメラメラだ。

※JGA主催の今週は、1日上限5000人の有観客で行われます。
練習場入口にある大会オフィシャルショップ内の”五輪ミュージアム”にもぜひ、お立ち寄りください。

ツアー1年目より緊張したという五輪の第1打はこちら

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