AbemaTVツアーの2020-21シーズンの最終戦『ディライトワークス JGTO ファイナル』が茨城県の取手国際ゴルフ倶楽部・東コースを舞台に開幕した。
好スタートを切ったのは亀代順哉だ。スタートホールで幸先よくイーグルを奪取すると、完全に気持ちが乗った。
「今日は風が強くて難しいコンディションだったんですけど、朝からイーグル、バーディスタートで。後半も４つバーディが獲れているし、いいゴルフでしたね。あとは、いい場面でバーディパットが決まってくれているのが、このスコアにつながったのかなと」。
この日の亀代は１イーグル、６バーディ、２ボギーの64という内容で首位タイに立った。

AbemaTVツアーは７月以来の参戦となるが、その間レギュラーツアーに出場し貴重な体験を積んだことが、この日の粘り強いプレーにつながっている。
「レギュラーのほうでも今はシード権ギリギリの位置なんですけど、１打の大切さをすごく考えさえせられています」。
レギュラーツアーで１打足らずの予選落ちを２回経験していることもあり、無駄にしていい１打なんてないことを改めて痛感している。そしてその１打の重みを感じながらのプレーを実践できているからこそ、今日のようなタフなコンディション下でも集中力を切らさずにプレーができた。
2016年に鳴り物入りでプロ転向してはや５年。そろそろ優勝という形を残したいところだが、まずはAbemaTVツアーでその２文字を目指す。

• 亀代 順哉