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マイナビABCチャンピオンシップ 2021

お願い入って! 矢野東がパットに苦しみながらも首位と2打差

思わず叫んじゃいました。悔しすぎて...


最後の9番で、ベテランのホストプロからつい大きな声が出た。

 

プロ22年目の矢野東(やの・あずま)は顔をしかめて空を仰いだ。

 

「あ~~~っ、もうっっっ!」。

 

3メートルの絶好のチャンスは最後もまた、惜しくも外れた。

「狙ったところに打ったのが今日も全然入らなかったので。我慢してやってるんですけど、ストレスでとても疲れました」と、ため息が出た。

 

「長いパーパットは打っていない。ナイスパーもない」と、この日はほぼピンチもなく、ボギーなしの「69」をマーク。

 

初日からほぼチャンスにつけて、バーディパットを打ち続けているのに入らない。

 

「この2日間、狙ったところに打てているんですけど。入ったかな、というのが本当に入らなのでラインが読めていないのだと思います」と、また嘆息。

 

「精神的には耐えるゴルフ。もうちょっと入って欲しい」と誰ともなく懇願しながら、上がって来たクラブハウスで出迎えてくれた恩人に、「いい感じで頑張っている」と、労いを受けた。

 

特別協賛のマイナビと2012年からサポート契約を結ぶ。

ヒジの手術からの復活を果たした今年、3日目は首位とわずかに2打差の7位タイからホスト試合に挑める。

 

「この2日間、入らないながらも7アンダーで回れている。明日あさってで、14アンダー作るのが僕に出来ること。ちょっとしたのが入ってくれると167アンダー出せる感じはある。そこを目標に、頑張ります」と、土日に向け気を張った。

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