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新・選手会理事に聞く「男子ゴルフをどうするの??」①中西直人に聞く

1月6日のジャパンゴルフツアー選手会・理事会で22―23年の新体制が発足してから1ヶ月が過ぎた。


ツアー通算16勝のベテラン谷原秀人(43歳)は、新・選手会長に就任すると、すぐ新理事たちを招集し、週平均2度のハイペースでリモート会議を重ねているそうだ。

 

アイディアや意見をかき集めて実現のための方策を審議。各理事に役割分担し、男子ゴルフの活性化に動き出している。

小田孔明と堀川未来夢と共に、新・選手会副会長に就いた中西直人(33歳)は、「やっぱり谷原さんの行動力は凄かった」と、感嘆する。

 

中西の地元関西で行われたトーナメントではじめて谷原を生で見たのは中学3年生の時。

「ひときわ輝いていて。なんだこのカッコイイ人は、と。ついて歩いたら、『65(第1R)』を出して優勝された(03年マンダムルシードよみうりオープン)。あのジャンボさんを、大逆転してですよ。それ以来、ずっとファンです」。

 

その谷原と共に、男子ゴルフの改革に携われることになった。

「本当に光栄なことです」と、喜ぶ。

 

中西の選手会副会長への初就任は、谷原のご指名だったという。

「『直人も手伝ってくれないか』と言われて。ふたつ返事で『やらしていただきます』と。即答でした」。


谷原さん(右)はジュニア時代の憧れの人

 

かねてよりスポンサーや、ファンサービスに熱心だった中西には、やってみたいことが沢山あった。

「会議で提案したら、『それを実現させるためにはどうしたらいいと思う?』と。『考えて、やってみてくれないか』と谷原さんに言われて」。

ファンプロジェクト委員長にも任命され、オフトレの合間をぬってイベントの実施計画案やPR動画の作成など、動きはじめているところという。

 

「まだまだ知られていない男子ゴルフのすごさを伝える方法を考え、実践していきたい」と、話す。

中西個人としても今オフ、一大イベントを立ち上げる。

3月13日に岐阜県の瑞陵ゴルフ倶楽部での開催が決まった「THE TOURNAMENT for the FUTURE~子どもたちへの贈り物~」は史上初のクラウドファンディングによるトーナメントで、プロとジュニア選手が一緒にラウンドしながら勝負を競うゴルフ大会。

運営費やジュニアのプレーフィに充てる資金を2月28日まで募集中だ(→プロゴルファー中西直人の挑戦!新たなトーナメントのカタチを創る - クラウドファンディング READYFOR)。

 

大会の構想は数年前から頭にあったそうだが「まずは安定して自分の結果を出せるようになってから」と温め続けてようやく今年、初シードから2シーズン目に夢の実現にこぎつけた。

 

目標達成額の1000万円に対して現在約500万円の支援金が集まっており、「こんな僕でも応援してあげようと言ってくださる方がいて。本当にありがたい限りです」と、感謝する。

「ゴルフを通じてみなさんを幸せにする取り組みを、これからもたくさん継続していけるように頑張りたい」と、張り切っている。

 

新・選手会長の谷原とはスニーカー収集という共通の趣味を持ち、顔を合わせば「スニ談(スニーカー談義)」で盛り上がるなど、日頃から息もぴったり。

 

「男子プロゴルフはいまピンチを迎えていますが、ピンチこそチャンスと捉えてゴルフの魅力をもっとみなさんに知っていただけますように。僕も少しでもその一助となれますように。谷原さんをはじめ、理事のみなさんと力を合わせて知恵を振り絞っていきたいと思っています。みなさん、ぜひ今年の男子ゴルフにご期待ください」と、全力アピールした。


中西 直人プロフィール 

新理事一覧


新理事に聞く。第1回は中西直人(右端)に聞きました©JGTOimages

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