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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2022

今平周吾が病み上がりの66「気合いが入りました」

午前組の競技が終了し、2018年と19年の賞金王が好発進した。

今平周吾が5バーディ、1ボギーの「66」で上がり、豪州のシノットと、米のヘンソンというアジアンツアーの2選手に挟まれ4アンダーの暫定首位につけた。

 

インスタートの10番は、500ヤードを越える難関のパー4で、残り170ヤードのフェアウェイから3メートルに乗せてバーディ発進。

さらに2番で連続バーディを記録するなど病み上がりとは思えない立ち上がりを見せた。


復活の初日です

 

入りくんだ高い松林と深いラフに阻まれ、フェアウェイを外すと途端にトラブルに陥る難コースで、「今日はラフに入れても、アイアンで狙ったところに打てた」と、そつなくまとめた。

 

先々週の「中日クラウンズ」後に胃腸炎にかかり、高熱や嘔吐で3キロほど体重を落としたが、今大会前日まで投薬治療につとめて、食欲も徐々に戻りつつある。

 

コロナ禍の20―21シーズンは1勝を挙げたが、大願だった3季連続の賞金王は逃した。

最高30位につけた世界ランキングも今は172位まで落として、「海外に行けるチャンスがなくなってしまったので、そろそろ優勝して、また機会を増やしていきたい」と、目標を立てる。

 

まずは今大会。優勝者には、7月にセントアンドリュースで開かれる「全英オープン」の切符がある。

 

関西テレビの中継インタビューで、アナウンサーさんからその意気込みを聞かれたが、目をきょときょとさせて「そうなんですか…?」と逆質問。知らなかった……!!

「それを聞いて、気合いが入りました」。

病み上がりの腹にもぐっと力が入った。

 ※初日の模様はBSフジで午後3時から5時まで放送です

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