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カシオワールドオープン 2003
ほとんどのシード権争いの選手には、今週が事実上の“最終戦”
ほとんどのシード権争いの選手には、今週が事実上の“最終戦”
来季のシード権が得られるのは規定により、賞金ランク70位の選手まで。今年は、うち同ランク20位に つけるトーマス・ビヨンが、ツアーの出場義務試合数の16試合に満たず対象から外れるため、実質、ラ ンク71位までの選手が、権利を得ることになる。
ツアーは、次週のゴルフ日本シリーズをもって今季最終戦を迎えるが、同シリーズはツアーの優勝者と 、賞金ランク25位までの選手にしか出場権がない。よって、シード権争いのボーダー線上の選手たちに とっては今週が、事実上の“最終戦”ということになるのだ。
その中で、試練を迎えている選手のひとりが、今年シード2年目の宮里聖志だ。高校生プロ・宮里藍さ んの長兄は、今年はパットに苦しんで現在、賞金ランク77位。がけっぷちに立たされている。まさに今 週が正念場なのだ。
もし、シード落ちということになれば父・優さんに罰として、「来年は、藍ちゃんか(弟の)優作のキ ャディをしろ、といわれるかもしれない・・・」と恐れる聖志。「それを避けるためにも頑張らないと」 ここいぶすきで、一発勝負にかける。