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~全英への道~ミズノオープン 2022

秘訣は腸活。3週連続優勝を目指す、今平周吾

今平周吾の長い指が3本ス・・・っと、伸びた。



先々週の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」と先週の「ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント」に続く3週連続優勝の快挙へ。

 

「したいですけど意識しすぎてもよくない。とりあえずいい位置で予選を通過して・・・」と今週の第一声は慎重だったが、3週連続優勝の偉業は過去にグラハム・マーシュ(1974年)と謝敏男(しゃびんなん、1982年)とジャンボ尾崎(1988年、1994年)の3人(4度)で、日本人選手でいうならまだジャンボだけ。

 

「それを聞いてやってみたい気持ちになりました」と、やにわにやる気がもたげた。

 

コロナ禍の昨季は1勝にとどまり、3年連続の賞金王を逃した。世界ランキングも170番台まで後退したが、最新の更新で一気に83位に急上昇中。

 

一時期は、飛距離を求めた筋トレがゆきすぎて、精度を欠いたこともあったが、「フェアウェイキープや、ミスしないことが一番大事と最近気づいた。今年は、コントロールを重視している」。

無類の安定感が一気に戻った。

 

2018年は年間1勝での初戴冠だったが「優勝争いはけっこうできていた。その経験がいま、生きているのかなと思う」と、2年連続賞金王の自負をにじませ、「相手もプレッシャーの中で戦っている。そう思えるようになって、昔よりは気持ちが入りすぎずに、いい結果につながっている」。

精神面の成熟も著しい。

 

V争いと連戦に次ぐ連戦も、どこかすがすがしい笑顔の秘訣は3週前の胃腸炎を機に始めたという「腸活」。

 

順天堂大学の教授でスポーツドクターの小林弘幸・医師にかかり、「腸をきれいにするとメンタル面もよくなると聞き、いただいた乳酸菌のサプリメントを飲んでから、調子がよくなりました」と、疲れも見せずに健康そのもの。

 

メジャー出場を第一の目標に掲げた今季、「ここからが凄く大事。世界ランク50位に入ればマスターズもある。今週も頑張れば、いろいろついてくる」と、勢いを止めない。

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