今年の1年の計は「誕生日の9月9日までに優勝すること」。
史上初の21世紀チャンピオンとして、最初に名前を刻む一歩手前まで行ったが、池村に1差の2位で敗れた。
「あと1打。なんとでもなった1打と思いますので悔しいです」と悔恨したが、いま先輩プロの誰もが推す期待の若手。
「今週は良い夢を見させていただいたので、また次頑張ります!」。
そしてこちらの19歳は、地元福岡県の大会で突如、振って沸いた新星だ。
デビュー2戦目の長野泰雅(ながの・たいが)は地元の大きな期待を受けながら4打差の3位タイから出て、最後は3打差の6位タイと粘った。
昨年のQTはサード敗退で今季の出番はほぼないが、直近トップ10の資格で、6月23日ー26日の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」(栃木県・西那須野カントリー倶楽部)の出場権は獲得できて「満足です」と、頷いた。
2位の久常とは同い年だが、学年は長野がひとつ下という。
「去年のリョウさんの活躍に同世代の選手たちはみんな刺激をもらっているんじゃないか。自分も含めて気合が入っている」と、今週は久常にも負けずに頑張れた。
ウッズに由来する「泰雅=タイガ」の名前も今週の活躍で大いに売れた。
「少しは名前が知られたと思うので、これからも堂々とプレーしたい」と、飄々と物おじしない点でも久常に負けていない。
今年の新規試合を19歳たちが最後まで盛り上げた。