開催に先駆けて、8月29日の月曜日に本戦の出場権をかけた予選会「マンデートーナメント」を実施。
59人(うちアマ4人)が出て、14人が進出した。
トップ通過を果たしたのは66の5アンダーでまわった河野晃一郎(かわの・こういちろう)と平本世中(ひらもと・せじゅん)の2人。
ツアー1勝の経験を持つベテランの河野は、地元山梨県出身。開催コースのラウンド経験も豊富だ。
今月の「日本プロ」と「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」に続くマンデー通過といい「調子は悪くない。そのまま流れで行けた」と、波に乗る。
ただ、前の2戦とも予選敗退しており、指導を受けるジャンボ尾崎には「ツアーに行ってきて、何だよ、そのショットは」などと叱責を受けたそうで「ちっとも褒めてくれない。レジェンドからの言葉は重い。今週もチャンスをいただけたので、なんとか恩返しがしたい」と、健闘を誓った。
河野と並んでトップタイにつけた平本は、プロ1年目。
6月のJGTO主催大会「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」でデビューを飾り、3戦目の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」では初日を6位タイで出ながら、いずれも本戦での決勝進出はならなかった。
難しい富士桜で4度目の正直の鍵として挙げるのは、まずは鉄板のフェアウェイキープだ。
「今日はほぼほぼフェアウェイから打てたので、チャンスの回数も多かった」と、ノーボギーを記録し「本戦も今日のようなプレーができるように頑張りたい」。
「世界の中心で活躍できるように」との思いをこめた命名どおり、本戦からもコースのど真ん中を歩いていきたい。
そして、難しいコースで71のイーブンパーでまとめた浜松日体高3年の神田悠貴(かんだ・はるき)さんがアマチュアとして唯一の突破。
マンデー出場権をかけた先週23、24日の「フジサンケイジュニアゴルフ選手権」では最終日に2イーグルを含む「67」で回り、2位タイに食い込む大健闘を見せたばかりだ。
先週の千葉県会場から本戦会場に移ってきたこの日はプロに紛れても臆せず、「本戦にも出場できることになって嬉しい」と、喜んだ。
静岡県の富士市出身。
「小さい頃は観戦に来ていた」という憧れの舞台でそう遠くない未来を占う。
<マンデートーナメント通過者>
1位(66)河野晃一郎、平本世中
2位(68)久志岡俊海
3位(69)北山大雄
5位T(70)薗田峻輔、今野匠、古庄紀彦
8位T(71)井野祐輔、植竹利明、今野大喜、岩本一陽、@神田悠貴、佐藤圭介、小池一平