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日本オープンゴルフ選手権競技 2022

決勝ラウンドに挑む3人の「タイガ」それぞれの週末

プロに紛れて首位で週末に入った@蟬川さんを筆頭に、出場4人中、3人の「タイガ」が決勝ラウンドに進出した。


テレビ中継予定 7時00ー12時30分(ゴルフネットワーク) 13:50ー16:00(NHK 総合) 3日目速報


長野泰雅(ながの・たいが)と、岩田大河(いわた・たいが)は予選の同組で、同名を並べてプレーし、長野は通算1アンダーの8位タイ、岩田は同1オーバーの14位タイ。



岩田は、デビュー戦の8月、「日本プロ」から数えてプロ2戦目で初の予選を突破。

会場の三甲ゴルフ倶楽部ジャパンコースは大阪学院大学時に、キャディアルバイトでよく回らせてもらったそうだ。


「だからグリーンの形状とかは、凄くよく知っているんですけどセッティングが全然…」と、ナショナルオープン仕様に様変わりした高速グリーンに苦笑しながら「予選通過できたことを自信に、少しでも上に行きたいです」と、3日目のプレーを始めた。

プロアマ問わず、「タイガ」の名前を持つゴルファーは、タイガー・ウッズが全盛期を極めた1990年後半から2010年前後に生まれた子たちに多く、JGTOの試合やQTに一度でも出た登録選手だけでも現在、19人を数える。


長野は、すでに昨年からプロ活動を始めているが、2003年生まれの19歳。

初日、2日と首位を走る蟬川さんとは3学年も下という関係性も加わり、「たまたま自分はプロになったってだけで、レベルは全然あっちのほうが上。負けて当然って思ってますし、ティショットとか見ていても、飛距離が凄いっス」と、はなから降参ムードを演出しながら、初出場の「日本オープン」で我が道を行く。


ルーキー年の今年は6月の「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」で6位に入り、8月の「Sansan KBCオーガスタ」では2日目に首位に立ったが、賞金ランキングはまだシード権の上位60人には満たない86位(492万9766円)。

このままだと今大会が、今年最後の試合となる見込みで初シードや、来季出場権の確保という観点でもまさに正念場だ。


こないだの「For The Players By The Players」でラウンドした小平智(こだいら・さとし)に「気合いが入りすぎ。攻めるのは4日目のバックナインから」と、忠告された。

米1勝の大先輩から受けた金言を大事に刻んで週末のコースに出かけた。