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HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 2022

岩崎亜久竜と大学先輩との不思議な縁「3回ともリクヤさんと一緒」

滑り込みのチャンスを最大限に生かす。
プロ3季目の岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)が3日目に、もっともスコアを動かすベストスコアの「63」。


僕も勝ちたいでーす


前半5番と、後半の14番はいずれも3連続バーディだった。

さらに16番から連続バーディを獲って入った最後18番では第1打が左の林でこの日唯一のボギーを打ったが圧巻の8バーディ。
一気にV争いに加わった。


自身7度のトップ10を続ける今季、賞金ランキングは9位につけるが、各大会の出場資格は昨季の結果に基づく。

今季ファイナルQTの資格で初メンバー入りした岩﨑には、日照時間の関係で、出場人数が減る一方のこれから秋の試合は確実に出られる保障がなく、今大会が決まったのも開幕を翌日に控えた水曜日の正午前だった。


今後も流動的で、残り5試合に確実に出るための手段はひとつ。「勝ちたいです」と、本人ももちろんその気で満々だ。


賞金ランキング上位8人の資格で、初出場を果たした2週前の日米「ZOZOチャンピオンシップ」では、練習日に松山英樹との初ラウンドに恵まれ「ショットの精度はもちろん、グリーン周りのアプローチも凄かった。自分ももっと頑張らないと、という気持ちになりました」と、さっそく練習の時間割を変更。

2番のパーセーブに貢献した40ヤードや、手前のバンカーから1.5メートルのチャンスにつなげた8番など、「練習時間を増やした」という特訓の成果が目に見え始めていることも、24歳の大きな励みだ。


開幕前日の滑り込み出場から潜り込んだ今季3度目の最終日最終組は、なんと奇しくもまた日大の2つ先輩、星野陸也と同じ組だ。

「3回とも一緒。ほんと、いつもリクヤさんと一緒になります」と嬉しそう。

「普段一緒に練習してもらっている先輩ですし、試合中も打つ時はお互い集中しますけど、歩くときとか楽しく回れる」と、和気藹々しながら胸に秘めた思いはもちろん岩﨑だって「負けたくない」。
緩急のV争いは、きっと見応えたっぷりだ。

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