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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2022

出水田大二郎「5秒で吸って5秒で吐く」正しい呼吸が2勝目の鍵

正しい呼吸の仕方が日に日に馴染んできた。
プロ12年目の出水田大二郎(いずみだ・だいじろう)が、初日4位の好発進から安定したプレーを続けて通算12アンダーで、1差の2位タイ。

4年ぶりのツアー通算2勝目に向けて、好位置で最終日を迎える。


この日15番では3打目がピンを直撃してグリーンから転がり出てしまう不運があった。
当たってなければピンそばの好ショットが一転、ボギーとなったが「そこから上手く切り替えられた」と、冷静を保てた要因は、3週前から取り入れたという呼吸法にあった。


かつてテニスの大坂なおみ選手のコーチを務めていたサーシャ・バイン氏の本を読み、「5秒で吸って、5秒で吐く。お腹に圧をかけながらするのが重要」などと自分なりに応用。

ピンチや緊張した場面でより意識して実践するようになってから、「だいぶリラックスしてできている」と効果を実感している。


今季の獲得賞金は、すでに1800万円を越してランク33位につけるが、まだトップ10がない。

6月の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」や、8月の「日本プロ」など大きな試合で好スタートを切りながら、最後は崩して10位台に終わっており、「明日も1打1打集中して、冷静にやっていきたい」。


地元九州の「RIZAP KBCオーガスタ(現・Sansan KBCオーガスタ)」でツアー初優勝を飾ったのももう4年前。
2018年以来のツアー通算2勝目に向けて再度、息も気持ちも整える。


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