週末のギャラリープラザは、子どもたち向けの縁日がオープンし、富士のふもとに歓声が響いた。
最終日は選手と子どもたちが一緒に1番ティまで行進するキッズエスコートも復活。
その日、会場内で行われたスナッグゴルフ大会で激戦を戦わせた子たちである。
また開幕前の8日火曜日には選手会が地元キッズを引き連れ練習ラウンドする「プロのすご技体感 夢すくすく特別席」を開催。
谷原秀人、中西直人、河本力と中島啓太の4人が、御殿場市立印野小学校の3、4年生30人とふれ合いの時間を持った。
子どもたちには普段の観戦では立ち入れないフェアウェイまで入ってもらい、すぐ目の前でプロの豪打を披露。
大喜びしてくれた。
特に選手会副会長とファンプロジェクト担当委員を兼務し、日頃から盛り上げに尽力する中西は、「子どもたちからパワーをもらった」と、初日に首位に立つなどV争いでも盛り上げた。
「2日目以降はだんだんパットが入らなくなってきて…。さすが御殿場」と12位タイの最終結果には内心ちょっぴり消沈だが、最後まで大ギャラリーの声援を背に受けプレー。
「本当にプロゴルファーになってよかったと思えた4日間。最高のひとこと。幸せでした」と、噛みしめた。
「僕らプロゴルファーは試合がなければただの人。ギャラリーさんがいなければやってても楽しめないし、喜んでいただけることが僕らプロゴルファーの喜びですね」と、痛感。
今年3月に、プロが子どもたちとラウンドしながらスコアを競うゴルフ大会を主催するなど、日頃からジュニア育成にも熱心だけに、「今週、会った子たちもぜひプロゴルファーになって、この喜びを味わって欲しいな」と、改めて子どもたちのことを思っていた。