げんちゃんこと時松隆光(ときまつ・りゅうこう)が、5戦ぶりに上々の予選突破を決めた。
韓・亜・日の3ツアー共催で、4年ぶりのV4を目指して決勝に進んだ。
ちょうど前日7日の初日に誕生日を迎えた。
沖学園高校3年時の2012年に、18歳でプロ転向した。
本名の源蔵(げんぞう)をいまの隆光(りゅうこう)に変えても当時のあだ名のまま親しまれた「げんちゃん」も、いよいよ30歳。
「若い子がどんどん出て来て老いを感じる」と、大台突入の感想を述べ、「疲れも筋肉痛も、二日酔いもそうですけど、寝たら治っていたのが、取れにくくなっている」と、実感を明かす。
「よく体と相談して。あとで痛い目に遭わないように」と、管理につとめ、今週は宿の近くでぷらっと見つけた美味しいお店で毎日サムギョプサル。
誕生日の夜もハメを外さず、ありがたく野村キャディのお祝いに預かったばかりだ。
今季は結果に恵まれず、先週も4戦連続の予選落ちを喫し、消沈の韓国入りだった。
「調子が悪いので。なんとかして光が差す方向に向かってやってるつもり」と、アウェイでも懸命にもがく。
6月に日本で行われた韓国との共催「ハナ銀行インビテーショナル」の8位に続く、自己ベストの大幅更新へ。
「自分が打ちたい球をひとつでも多く打てるように。頑張るしかない」。
自分にムチ打った。