「この大会は過去に2回、勝たしていただいていることもあり、僕の中では、特別な大会のひとつ、という思いがあります。
この前2試合の久光製薬KBCオーガスタ、サントリーオープン、いずれも、時期的には秋を迎えてシーズン後半戦へと突入する、節目の大会ではあるのですが、実際の天候はまだまだ残暑が厳しく…。しかし、この大会は本当に秋らしい気候の中で行われ、僕は毎年、この全日空オープンを迎えてようやく、『ああ、本格的な秋のシーズンの始まりなんだなあ』と、肌身に感じられる試合なのです。
これまで、20回以上出場してきたけれど、本当にいろんなことが、思い起こされます。
会場の輪厚は、日本ツアーでも数少ない洋芝での開催。普段とはまた違った風情があり、僕が年間を通して、大事な位置付けをしている大会のひとつでもあります。
また、僕ら選手だけではなく、地元北海道のみなさんも、毎年、年に1回のこの“お祭り”を首を長くして待ってくださっている、とも聞いております。
ぜひこれからも末長く、開催を続けていってほしいと思います。
今年は、30回大会を記念して、僕もなおいっそう、頑張ってプレーしようと思います。応援してください！」

• 倉本 昌弘