強風下でボギーは3番の1個だけ。
6個のバーディと、圧巻のイーグル2個は7番、12番共に60度のウェッジを使ってグリーンエッジから直接入れるチップインだった。
「イメージ通りに打てました。気持ち良かったですね」と、静かに微笑む。
感覚を何より重視するためむやみに打ち込まず、朝もスタートの間近にコースに来て、プレー後はロッカーにも入らず、そのまますたすた駐車場に向かうルーティンは、今季1勝の開幕戦「東建ホームメイトカップ」と同様の勝ちパターンである。
シーズン中盤は「振った感じとボールが揃っていない感じがあった」と、結果に結びつかない日々も過ごしたが、「チャンスが来るまで、焦らず自分のペースで目標を持ってやっていれば、そのうち来ると思っています」。
今年からACNを主催にお迎えし、タイトルも新たにしたため本大会を新規開催と思っている選手も多いが昨年、今平が翌週の「ゴルフパートナーPRO-AM」とで2週連続優勝を達成した5月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」が前身だ。
「僕も新しい大会かな、と思っていましたが。今年が54回目とお聞きして、ぜひ連覇を狙ってプレーしたいと思います」。
待ちわびた今季2勝目に向かって改めて決意を述べた。