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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2023

だんじり祭は8日が本宮。大阪岸和田出身・中西直人も燃えています

祭り囃子に踊り出す。
翌日に、本宮を控えてじっとしておれない。
きってのお祭り男、中西直人(なかにし・なおと)に、地元関西で復活の兆しが見えた。



3日目のスコアも、7番で3日連続のイーグルあり、10番ではダブルボギーもありと、なんともにぎやか。

今週一の強風下で「70」にまとめて通算8アンダーの10位タイと、今季最高位で最終ラウンドに入った。


プロ9年目の19年に、逆転で掴んだ初シードを手放したのは昨年。

今季は、ABEMAツアーと平行しながら復活をにらむが、先週まで8試合に出て、予選通過は関西オープン(54位タイ)とミズノオープン(60位タイ)と、先週のバンテリン東海クラシック(65位タイ)の3回だけ。


昨秋から踏みきったスイング改造が迷走したのと、今夏のぎっくり腰が重なり、すでに年末のQTへと気持ちは傾くが「出る試合はもちろん、全力を尽くします」と、誓った。


3日目の最終ホールは、ボギーでも笑顔は消さず、万感の拍手を浴びて「ありがとうございます!」と、いつもみたいに大声でお礼を言った。

今年からACNが新スポンサーについた本大会は、すでに今春から主催者推薦のオファーを受けており、恩返しの気持ちが強い。


復活に奔走しながら、「少しでもゴルフに興味を持って欲しい」と、コロナ禍で始めた動画チャンネルも、インスタグラムにも力を入れて、選手副会長兼ファンプロジェクト担当として、11月発売予定のラインスタンプ・第二弾も全力準備中。

ロープも外でも中でも手を抜かない。


地元大阪の岸和田出身。
8日の最終日は、勇壮なだんじり祭がちょうど本宮を迎える。
「いや、血が騒いでいます。見てくださいよ、僕の燃える思いを」と、3日目に着込んだ真っ赤なポロシャツがその証し。

最終日こそお祭り男の本領発揮だ。


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