「宮崎牛。恋しかった。今週月曜日に到着したんですけど、そのままホテルに直行して戴きました」と、それからほぼ毎食、牛三昧。
お昼にコースで食した牛丼も合わせると、その消費量はこの3日で1.2キロを越えるという。
この日、15日に応じた会見後もまた夕食で食べる予定といい、「なるべくお腹をすかせて臨みたい」とコース外でも意欲満々。
大好物一頭分が副賞リストに並ぶ本大会へのV意欲はもちろんだ。
しかも、今年は主催の契約プロになってからの初参戦。
「ここで優勝したことがきっかけです。いい関係を保ちながらテストして、ボール、アイアン、ウェッジすべてがすごく自分にあっていると思ったので、そこから使わせてもらうと言うことになった。ここからすべてが始まっている。それが何か手がかりになればいいな、と思う」と、ホストVでの大会3勝目を匂わせる。
4年ぶりに戻ってつくづくと思うのは、宮崎牛の味だけではない。
来日前に、2007年に優勝経験がある英国のイアン・ポールターと大会について語り合った。
「彼が勝ってから、何年かたつと思うんですけどいまだに素晴らしかった、いい経験がたくさん出来たと話していましたので。僕もこの大会は本当に良い大会と思いますし、他の選手にもそう伝えるようにしています」。
また新たな思い出を、作りに戻った。
予選ラウンドは今年の全米オープンを制したウィンダム・クラークと、2021年マスターズ覇者の松山英樹と同組。
「仰るとおり、とても楽しいグループになっています。クラーク選手とは仲良しで、いま勢いがある選手。マツヤマ選手とも何回も一緒にプレーしていて、素晴らしい選手というのは言うまでもなく、彼のホームでのプレーで、お互いに良いところを出し合って、自分も何か刺激を受けられたらいいな、と思います」と、相手にも何の不足も見当たらない。