正確無比なショットと、プレー中に貫くポーカーフェイスに、サイボーグとも畏怖される。
風のゴルフは得意と自負し、この日も「67」でまとめて、4差の2位。
じわりと詰め寄り「私はタフなコンディションが好き。明日も風が吹いて欲しい」と、にやりとした。
本大会は、英のルーク・ドナルドが連覇を達成した2013年に、共に最終日最終組を経験。最後は11差もつけられたが、大会自己最高の6位の成績は残した。
ちなみに、2016年も6位につけたが、その年もまた、優勝のケプカと11差。
何かと思い出の試合は、9回出て予選落ちはゼロ。
相性は悪くない。
4打差で追うアマの杉浦さんとも実はご縁があって、2018年のカシオワールドオープン最終日にも一緒に回っているし、同年にナショナルチームで彼が豪州に遠征した際にも、一緒に食事をしたことがあるのだそうだ。
「2018年ということは、彼はまだ高校生。いまは素晴らしいプレーヤーに成長していますから、明日一緒にプレーするのが楽しみ」と、再戦を心待ちにする。
さらに見逃せないのは、今年50回を迎える本大会と、誕生年が一緒なこと。
「僕も74年生まれなんです。何かすごくご縁を感じますし、過去の優勝者もレジェンドばかり。コースも大好きですし、明日も良いプレーが出来る予感がします」と、ポーカーフェイスの口角が上がった。