8日ー11日の「コマーシャルバンクカタールマスターズ」で青木功と松山英樹と、昨季の久常涼に続く、4人目の日本人優勝を飾った。
初制覇を決める最後の1打は、1週間が過ぎた今も、思い出すと息が詰まりそうになるという。
18番で1メートルを残したパーパットは、外せばプレーオフ。
「バミューダ芝で、目もあって、かさかさしていた。打ち損じたら、出球がラインから外れてしまうかもしれない。今まで経験したことがないくらい、緊張で息も出来ないほどでした…w」。
重圧を吐き出した瞬間の安堵と喜びは、格別だった。
会場では共に転戦を続ける川村昌弘や、中島啓太のほか、現地法人の駐在員さんたちなどにも祝福していただき、SNSには数えきれないほどのお祝いコメントも届いて、歓喜や感謝は何倍にも。
昨年11月に豪州で行われた開幕戦から2戦で連続2位の雪辱を、それからわずか4試合で晴らせた。
最終日は風が吹き、4日間でもっとも難条件となったが「最後まで楽しむことを意識して、冷静にできたのは、去年の経験があったから」と、つくづく感じている。
参戦2季目の今年は、食べることにも苦労した昨季を思えば雲泥の差。
「先々週は川村さんや啓太と“塩振りおじさん”のお店*②で美味しいお肉を食べました」と、この1年でお気に入りのお店もたくさんできた。
転戦“2巡目”ともなれば、コースマネジメントも心得たもの。
星野によると、今週のムサイガCC(ケニア・ナイロビ)は標高が1500メートルもあるそうだ。
「フェアウェイが狭い上に、カチンコチンで。硬すぎて、いいショットも林のほうに出て行っちゃうことがあるんですよ」と、さっそく月曜から会場入りして難しさを再チェック。
「ティショットでライン出しをしていくことが重要です」と、攻略の肝をおさらいした。
「早いうちに1勝ができたのは本当に嬉しかったし良かったですが、それもあくまで通過点」。
目標はあくまでも、シーズン最後のポイントランキングで来季PGAツアーの出場資格があるトップ10に入ること。
また直近なら、8月のパリ五輪に2大会連続で出場することだ。
余韻に浸っている時間はない。
「今季は2勝以上することが昨年からの目標なので」と、改めて高い志を口にした。
「今週も、また狙っていきます!」。
先週の米「ザ・ジェネシス招待」では松山英樹が通算9勝目を飾った。
憧れの人の偉業を挟む2戦連勝で、再び日本をざわめかす。
*①今週は川村と星野に加えて一昨年賞金王の比嘉一貴が出場します
*②トルコ発祥のステーキハウス。味付けの塩を肉に振りかける店主の動作が独特で、数年前にバズった有名店。