まずは、兵庫県三木市から。
8月1日に、センチュリー吉川ゴルフ倶楽部で行われたジュニア大会「三木ライオンズクラブカップ」に、韓国出身で日本ツアー通算2勝のH・W・リューが特別ゲストとして参加。
パターレッスンや、表彰式では愛用の品をかけたじゃんけん大会で盛り上がるなど、地元ジュニアたちとふれあいの時間を満喫した。
日本に定着した2014年から、同市内にある小野グランドカントリー倶楽部を拠点に活動しているリューは、「第二の故郷です」というほど、今ではすっかり地元三木市に精通。
「練習やトレーニングの環境も最高で、美味しいお店もいっぱい。ダイスキです」と、日常会話にも不自由ないほど溶け込んでいる。
25のゴルフ場数を誇る同市では、「ゴルフのまち三木」と銘打つほど普及に力を入れており、リューも「お世話になっているお返しがしたい」と、昨年からジュニアゴルファー育成寄金の寄贈を開始。
「ゴルフはとても楽しいですが、お金もかかります。私もジュニア時代に苦労しましたので、少しでもお手伝いができれば」と、この日のジュニア大会にも10万円を贈るなど、活動を続けている。
このほか、先月の29日には、千葉県の東京クラシッククラブで行われた「プロアマチャリティゴルフコンペ」に、片山晋呉、ハン・リー、矢野東、石井忍ら男女プロゴルファー29名が参加。
パー3ホールでのワンオンチャリティ金が、JGTO主催のスナッグゴルフ全国大会の運営基金として寄贈された。
「外国籍選手がもっと日本のファンに応援してもらえるように」との思いから、2012年よりスタートした本大会は、同時に東日本大震災のチャリティコンペとして続いてきたが、2019年以降はコロナ禍で一時、開催休止に。
5年ぶりに復活した今年でいったん区切りをつける予定だったそうだが表彰式では参加プロたちから「ぜひ継続を」との熱烈コールが起こっているそうだ。
ツアーの空き週を活用し、ツアープロたちが全国各地で、貢献活動につとめている。
さかのぼること7月の20日と21日には、宮里優作と重永亜斗夢、中西直人、稲森佑貴、出水田大二郎の5人が、長野県の軽井沢で行われたスポーツ祭りに参加。
「全ての子どもたちにスポーツ・文化芸術の体験機会を」と掲げて行われた本お祭りでは、ゴルフのほかにも野球やサッカー、レスリング、カーリング、将棋など、各界のレジェンドが集結し、県内の児童養護施設での交流や、地元の小・中学生と競技を楽しんだとか。
男子ゴルフの面々も、初めてゴルフをする子たちにも優しく、楽しく指導。
普及活動にも大いに貢献してきた。
次のレギュラーツアーは、パリ五輪の男子ゴルフが終了してすぐ翌週に、「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~(神奈川県・横浜カントリークラブ)」を予定しており、思い思いの夏を過ごしたツアープロたちが、再び戦いの場に戻ります。