標高が高いここ富士桜では、通常よりボールが飛ぶことを想定し、実測188ヤードに対して、通常より一番手上の6番アイアンを選択して吉と出た。
「13番もとても難しいホールなので。パーでもいいと打ったのが、ピンに飛んで。手前30センチくらいに落ちて、入ったところも見えました。嬉しかった」と、喜んだ。
本大会では2年ぶりの達成者だが、本人にとってはすでに今年は、6月の「BMW日本ゴルフツアー選手権」に続く2回目の快挙。
また2019年のプロ転向以降なら、昨年の「日本オープン」に続く自身3度目になる。
けっこうなハイペースに「なんか、ちょっと申し訳ない気が…」と恐縮するが、「前回もそうですが、タフなセッティングの中でホールインワンできている。スコアとしても、助かっている部分がある」と、全体スコアはこのほか奥から3メートルのチャンスを沈めた12番のバーディ1個に対して、ボギー3つの「70」。
ホールインワンの1イーグルを活かしてイーブンパーにとどまり安堵した。
賞金800万円がかかる当賞ホール(16番)ではなかったが、主催者さんから頂戴した10万円のご褒美には感謝の言葉も。
ファイナルQT23位の資格で、初の本格参戦に臨む今季、10試合に出て開幕戦「東建ホームメイトカップ」の8位が最高。
獲得賞金は、500万円を少し超えたところで、ランキングは61位につける。
今大会終了後、出場優先順位の組み換え(リランキング)が実施され、順位次第で後半戦に出場できる試合が変わってくるという状況で、26日月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」を2アンダーの2位で突破。
「リランキングの最後の試合でもあるので。ちょっとでも上を目指して。きょうのホールインワンを明日以降も活かせるように、優勝を目指すつもりでがんばります」。
大会初出場のビッグチャンスで上を見る。