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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2024

黒川ツインズの兄・逸輝が通算10アンダーで嬉しいプロ初優勝を飾る!

悪天候の影響で36ホールの短縮競技となった今年のダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま。大会3日目は第2ラウンドの残りのプレーが行われた。

 

黒川に残されていたのは6ホール。その時点でトップとの差が3ストロークあったことに加えて、ホール数を残していた選手も多かったため、まずは2桁の10アンダーにのせることを目標に設定してスタートした。

ノルマは残り6ホールで4つのバーディ。かなりハードルの高い設定とは自覚していたが、パー5を2ホール残していたことも黒川に追い風になった。4番、6番、7番とバーディを重ねて、迎えた最終9番ホール。残り84ヤードを58度で放ったセカンドショットは1.5mほどについた。

「最後のパットは手が震えていました。入れれば単独ということもわかっていました。少し緩んだかなと思ったのが届いてくれてよかったです。あとセカンドショットも合わせやすい距離が残ってくれたのもよかったですね」。

 

昨年はサードQTで敗退してしまったことで、今年は出場機会が限られている黒川。今シーズンのABEMAツアーは今週で4試合目と半分しか試合に出場することができていない。また、6月にはプロテストの2次で落ちてしまうなど、ゴルフの状態も上がらない苦しい状況が続いていたのも事実だった。

「(プロテストを)落ちて良かったわけではないですが、落ちたおかげでこの試合に出られたので、本当に運命なのかもしれないですね。これまで3年ABEMAツアーに参戦してきて、本当に苦しい時期もあったんですが、いい経験をさせてもらってきた実感もあります。今日の6ホールは、今までやってきたことの集大成というか、今までの頑張りが凝縮されたような6ホールでした」。

 

黒川は2000年生まれの24歳。香川県出身で東北福祉大を経て2021年にツアープレーヤー転向を果たしている。双子の弟に航輝がおり、弟の方は今週、PGAの最終プロテストを受けて、昨日の最終日に見事合格を果たしている。

優勝がほぼ決まったタイミングで連絡があったとのことで、兄の優勝を喜びつつも、先を行かれた思いも強い。この優勝を機に、黒川ツインズが切磋琢磨し、男子ツアーを盛り上げてくれることを期待したい。






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