記事

ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2024

追い上げ届かず・・・。川上優大は1打足らずの2位タイフィニッシュ

昨年の5月からつけ始めたゴルフノートは今も継続している川上優大。今大会に入る段階で、調子は決して良くはなかった。今季は予選通過をしても上位争いができる雰囲気がなく、試行錯誤を続けるシーズンとなっている。

 

そんな川上だが、今週はゴルフが噛み合った。

「今週は自分の中でちょっとした決め事を作って、それをこなしたというか自分の中の課題として考えて、それで耐えることができたのかなと思います。もともと感覚派なんですが、昨年30歳になって、今までのままでは良くないと思って。そんな時にやり始めたのが練習ノートで、その日の体の具合とか、生活面でも何をしたのかなど、体を使ったかどうかを書くことで、体の変化に気づけるようになりました」。

 

日常の何気ない行動をデータ化することで、自分の体の変化を知る。それをどうゴルフに活かすかがポイントになるわけだが、意外にもそれを見直したことはないという川上。その理由は、見直して反省するという意味合いではなく、自分の行動を分析して、頭の中で整理するためのもので、メモするという行動そのものに意味があり、それで意識が高まると言う。

今回のように調子が悪い中でも、自分と向き合って試合で万全を尽くさなければならない。川上がネガティブにならずに、ボールに向かうことができたのは、練習ノート効果で、ゴルフに対して常に前向きでいられているからだ。

今回は結果としてノートの成果を示すことはできなかったが、「継続は力なり」を証明する日は近いかもしれない。


関連記事