今年6月の「日本アマ」で、近大4年の山下勝将さんをプレーオフで破って優勝。
15歳344日は大会史上最年少Vの快挙だった。
それにとどまらず、8月のABEMAツアー「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま」でもV争いに加わり、2打差の5位タイと好成績を残している。
「プロの試合で自分のプレーをすることができて。優勝はできなかったですけど、自信になる。自分の中でスコアの出し方がわかってきた」と、伸び盛りだ。
180センチを超える身長もまだ伸びていて、「昨年からたぶんまた2センチほど」と、長身を生かした飛距離は平均310ヤード。
予選ラウンドでは、飛ばし屋の河本力と杉原大河と同組になり「飛距離もすごいですけど実力のある選手。そのプレーを観れる喜びと、一緒に回れる喜びを楽しめたらな」と、直接対決を心待ちにする。
愛知県名古屋市の出身で、自宅から三好まで高速を使えば車で30分ほど。
大会は、小学低学年での初観戦から、ほぼ毎年、観に来ているといい、もっとも印象に残った名勝負として、昨年の木下裕太(きのした・ゆうた)の復活優勝を挙げた。
「ずっと最終組で優勝争いをしていて終盤になってもきわどいパットを入れて、16番(パー3)でべたピンにつけて。これがプロなんだ、と」。
今も、そらでプレー内容を思い出せるくらい焼き付いている。
初めてのプロの試合で、本戦以外で松山さんが楽しみにしているのが、28日・土曜日のプレー後に行われる恒例のドラコン大会「ドライビングコンテストsupported by ニュータス」だ。
すでに主催者に、エントリーを申し出ているそうで「とにかく振ること。(会場の)1番はフェアウェイが狭いですけど下り坂なので。転がっていけば350ヤードくらい行くと思う」と、今から虎視眈々。
キャディは、福井工業大学1年の兄・怜生(れお)さんがつとめる。
23日月曜日の予選会「マンデートーナメント」は残念ながら、1打足りずに敗退したが、怜生さんもプロを目指して勉強中。
なかよし兄弟タッグが、2人の未来の糧になりますように。