ハンディゼロのトップアマで、名門・東京GCのクラブチャンピオンに輝くこと4回。ベストスコア「67」は改造前だそうだが、それでもプロ顔負け。
攻略ルートも体に染みついている。
それでも、“オープン仕様”のセッティングは「まったく別物。やるのとみるのとでは大違いでした」と、息を吐く。
「しっかり打たないと、トップやちゃっくり。ラフは最強に難しい。自分なんかだと2、30ヤード先に出すので精いっぱい。ケガをしちゃうんじゃないかな、と」。
またギャラリーに見つめられながらの高揚感には「大歓声の中で回っているプロはやっぱりすごい」と、感心せずにはいられなかった。
緊張感の中でタフなコースと格闘しつつ、「プロのリズムを崩さないように」と、心を砕いて歩いた。
たとえば、高(コ)が大事な「クラッチパット」を残しておれば、有賀さんも5メートルのパットに挑む。
逆に、OKパットを残すのみであれば、1メートルが残っていても、潔くピックアップをする。
「プレーのペースを保ちつつ、本来2人で回る場合と同様に、同伴競技者から得られる風や、距離感や、パットのラインなどの情報が、公平に伝えられるように」(有賀さん)。
細やかな心配りに「すごく回りやすかったです」と、高(コ)も感謝していた。
また有賀さんのそつのないプレーにも感銘を受けたようで「本当に上手でしたので、来年の日本オープンに出られても大丈夫だと思います!」と、太鼓判を押していましたよ!
「きょうはほんとうに貴重な経験をさせてもらいました」と、喜んでいた有賀さん。
非常にタフな1日を、ほんとうにお疲れ様でした。