「僕がプロになって出始めた時(2015年)からもっとも速い」という御殿場の高速グリーンも、「僕には速いグリーン対策があるので。いくら速くなっても、速さを感じさせない練習法を持っている」と自信を見せ、「どんどん速くしてもらってありがたい、という感じ。きょうはほとんどラフから打った記憶もなく、ピンチらしいピンチもなかった」と、ボギーなしの「65」で回ってきた。
堀川が運営する動画チャンネルでレギュラー的存在の木下稜介(きのした・りょうすけ)の昨今の活躍には、感化されどおしだ。
「ドライバーもアイアンも、すべていまピタリと来ている」と、先月の「日本オープン」で今平周吾(いまひら・しゅうご)と死闘を繰り広げて2位に。
「優勝すれば、ランキングトップ(現在3位)になると思うし、賞金王もかなり具体的に意識して、なりたい、よりなる、という気持ちで挑んでいる姿勢に刺激を受けています」と感心しきりで語るが、一方で懸念も。
月曜日に深刻な股関節痛を発症した木下は、開幕前日のプロアマ戦もハーフでやむなくキャンセルしており「心配していたけど、スコアは全く心配なかった」と、この日初日は自身と並ぶ5アンダーの2位タイ発進にもただただ、脱帽していた。