前半3つのバーディで折り返すと13番のパー4で、ドライバーを振り抜きワンオン達成。
「左の木が少しせり出してきているので、ドローをかけて打ちました。キャリーでグリーンをキャッチして、それが上手く止まってくれた」と、3メートルのイーグルチャンスをものにした。
昨季、史上最高記録の「4.087(約4ラウンドで1回出すペース)」でイーグル率1位に輝いたが意外にも、8月の「Sansan KBCオーガスタ」の最終ラウンド以来、24ラウンドぶり。
個数も昨年の23個に対して、今年はこれで7個目と、本人も不足を感じていただけに、「あのイーグルパット決めれた瞬間もなんかちょっと良い流れがきてるんじゃないかと思いましたね」と、吉兆を感じた。
15番ではティショットが松の木の根元に行くピンチも、太い幹を気にしながら打った166ヤードの2打目をグリーン手前のエッジへ。
寄せワンパーでしのぐと、17番のパー3では6アイアンで打ったティショットをピン1メートル強に。
ぴたりとくっつけた。
現在賞金ランキングは23位。
米のマクグリービーが、一時独走状態だったが、夏以降はトップ10入りがなく、賞金ランキングは現在23位。
「最近の調子だと、見れるような状況じゃない。自分のスコアを1打でも少なく」と、プレーに集中していた。
東北福祉大4年時の2022年「日本オープン」で史上初のアマ2勝を達成して、プロ入りし、昨季は年間2勝で中島啓太(なかじま・けいた)と賞金レースを繰り広げて2位に。
この2年の華々しさを思えば、未勝利で終盤戦を迎えた今季への物足りなさが募る。
今週は、クラブの硬いシャフトを総取り換え。
「落ち際で左に行くミスが多かったので。シャフトをハードにして左に行かないようなセッティングにした」と、試行錯誤を続けている。
「やっとショットの手ごたえが、ちゃんと球筋に出てくれるようになってきたので。それがいい感じに来ているかなと思います」と、スコアにも表れ出している。
2週前に、結婚を発表したばかり。
「一人で悔しいな、と思うことも多かった中で、横にいてくれるおかげで頑張れたりする。プレーが終わった後もリラックスさせてくれる」という存在も大きい。
首位と4差の2位で並んだ松山と、3日目の最終組で初の同組対決。
「調子を取り戻してきているかな、という手ごたえがあるので。吸収できるものは吸収して、しっかりと自分らしいプレーできるように。準備したいなと思います」。
命名の由来ともなったタイガー・ウッズが2005年の連覇で爪痕を残した地。
タイガも気合が入った。