3季ぶり11回目、また08年初シードから2015年陥落⇒2017年と、2019年陥落⇒20-21年に続く3度目の復活は、大会前の賞金ランク95位から、大会7位で同ランク68位に飛びこむ大逆転劇。
ロッカールームで、仲間たちから「おめでとう」と祝福されて、大粒の涙をこぼしたそうだ。
風の3日目に「69」をマークし、1差の3位で大会2度目の最終組に入ったが、「きょうはあまりにもショットが悪くて。緊張はないつもりでもいろんな思いがあるのかな、と」。
前半は、2つのボギーでターン。
後半は、ずっとパーだけ重ねて迎えた最後18番は梅原キャディと「絶対イーグル取らなきゃ」。
しかし、2オンに成功したものの、2パットのバーディ。
「あかんかったなあ…」と、上がってきたスコア提出所で、大会のスコアと共に、最新の賞金ランキングも速報される特設サイトで、自分の位置を確認。
歓喜に包まれた。
怪我と故障と常に隣り合わせのプロ人生20年。
左母指腱鞘炎による公傷明けの昨季は、期限までに規定の額に9万8916円届かなかった。
「試合に出ないと技術的にも落ちるし、ゴルフがダメになりかけていた」と、折れかけていたところでの復活劇。
42歳が男泣きした。
⛳賞金シード復活者
賞金23位 比嘉一貴(2季ぶり5回目)
賞金26位 マイケル・ヘンドリー(4季ぶり8回目)
賞金39位 小斉平優和(3季ぶり2回目)
賞金48位 大岩龍一(2季ぶり3回目)
賞金52位 小平智(2季ぶり10回目)
賞金54位 李尚熹(2季ぶり9回目)
賞金68位 上井邦浩(3季ぶり11回目)