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ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2003

『ひと回り下の伊沢君と楽しく語らいながら・・・』前日首位の倉本昌弘は2位タイ

後半の7番パー4では、カラーからピンまで5メートルのアプローチをチップインバー ディ。使用クラ ブはお気に入りのピンのウェッジだ。昨年からバッグに入れているロフト角54度のこのショートアイ アンが、今週、特に活躍している。
柔らかめのグリーンにもバッグスピンがかかりすぎたり、逆に奥に転がりすぎたり、というミスが少 なく、長めに距離が残ったバンカーショットなどでも「ポン、と落ちてピタっと止ま るショットが打 てる」。場合によっては、あえて刻んでそのピッチングウェッジの距離を残すように攻めるホールも ある。
「昨日に引き続き好調? そうですね。ショートアイアンがうまく打てていたし、今日は70点くらいの出来。1日、良いスコアが出ると2日目はだめになる場合が多いから今日は慎重に。 目標は69、悪く ても71、72以内では回りたいと思っていたので、予定通りでした」。
8アンダーで回って単独首位に立った前日初日は、地元・広島市内の自宅に帰ると、たくさんの電話や メールを受け取ったが、「冗談じゃない、って言ってやったんです。まだ初日トップに立っただけで優勝したわけじゃない、ってね(笑)」。
ほんとうの勝負は、これから。いよいよ突入する決勝ラウンド初日は2位タイと絶好の位置で、「ひと まわりも下」(倉本)の伊沢利光との最終組。「本気になりすぎて、80とか打っちゃうことのないよ う、明日は伊沢君と楽しく語らいながらプレーするつもり」。47歳が、気負わぬゴルフで八本松を行く。

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